バルトの楽園(歓喜の郷)


写真をクリックすると、別画面で大きく見ることが出来ます。


使用したカメラは DMC-FX7-A です。

 ベートーヴェン作曲の『交響曲第九番 歓喜の歌』は、今から87年前、徳島県鳴門市の板東俘
虜収容所に収容されていたドイツ兵達によって、日本で初めて演奏されました。
 何故この地で初めて「第九」が演奏されたのか。その背景には、ドイツ人捕虜達が祖国を思い、
松江所長に、そして徳島の板東(大麻)の人たちに感謝の念を捧げたドイツ兵の姿があったのです。

場 所 鳴門市大麻町(大麻比古神社の東)
入場料 大人500円/小中学生200円
開村期間 平成18年3月21日〜平成20年3月

 なお、このロケ村の西隣には「ドイツ館」がありますので、ここと合わせて見学されると
よりいっそうの感動があると思います。是非どうぞ。

バルトの楽園  /公式ホームページ こちら
ロケ村歓喜の郷/公式ホームページ こちら
鳴門市ドイツ館 /公式ホームページ こちら

映画予告編

 まずはロケ村の入り口です。
黄色いスピーカーを持っている人が、案内(ボランティア)をしてくま
す。ロケ村の見所や撮影時の裏話を丁寧に説明してくれました。
   
 入ってすぐ左に鉄棒があります。
 映画のストーリー内で大車輪をするシーンがあるらしいですが、
何度も撮り直しになり、マメが潰れて血だらけになったそうです。


 バラッケの入り口です。手前が第5棟で奥が第6棟です。
 バラッケとは、英語の「バラック」つまり粗末な小屋という意味で
すが、要するに ドイツ人捕虜達が寝泊まりする兵舎ですね。
   
 バラッケの裏側です。左が第5棟で右が第6棟です。
 なんだか懐かしいような気持ちがするのは僕だけでしょうか?
 子供の頃に通った小学校に似ているような。。(^_^;)


 バラッケ第5棟の内部です。
 このような約一坪ほどのスペースが数部屋あります(ドアはあ
りません)。捕虜の生活は自由で開放的だったと言われています
が、こんな所では住みたくないですね。
   
 バラッケ第6棟の内部です。
 映画では、久留米収容所での生活のシーンに使ったとのこと
ですが、撮影時にはホンマもんのネズミが走り回っていたらしい
です。よく病気にならなかったものですね。

以下、ちょっとネタバレ
 当初、ドイツ人の捕虜達は福岡の久留米収容所(右上写真)で人間の生活とは思えない過酷な2年の時を過ごしますが、
全国の収容所の統合に伴い、ドイツ兵達は徳島県鳴門市にある板東俘虜収容所に移送されました。
 ドイツ兵達は、この先「バンドー」という地でどんな地獄が待ち受けているのだろう。。と脅えながら徳島に来ますが、この
板東俘虜収容所で地元民と捕虜との融和を図ろうとする松江所長と出会い、開放的なスペース(左上写真)を与えられ、新
聞を印刷したり、パンを焼くことやビールを飲むことも許され、捕虜達は生きる喜びをみいだしてゆくのです。

 左が印刷所で、煙突の見える右の建物が製パン所です。
 写真は撮っていませんが、製パン所では本物のパンが作られ
ていました。
   
 印刷所の内部です。
 ここで、収容所内で配布する新聞を印刷していたらしいです。
収容所というより、一つの町って感じですね。


 捕虜の洗面所です。
 洗面所というか、キャンプで使う炊事場のようですね。
 
       
 酒保(バー)です。
 捕虜達のためにこういう施設を用意するなんて、第一次世界大
戦中の日本では考えられないことですね。徳島人バンザイ
(^-^)/


 ミルツ浴場です。捕虜だったミルツという人が作った銭湯です。
 壁にお湯で出来たシミが見られますが、これは美術スタッフが
それらしく見せるために描いたものだそうです。
   
 銭湯の裏側です。
 煙突が途中で切れていますが、撮影で映らないところは、こう
いった手抜き(経費削減?)が多く見られます


 浴槽のシミのアップです。
 手描きとは思えないリアルさがありますね。
   
 同じく壁のシミです。
 プロの技ですね。


 職員の事務室(管理棟)の内部です。
 小道具っていうんでしょうか、机の上に置かれているもの全てに
手抜きはありません。
   
 管理棟内にある所長室です。
 この椅子にマツケンさんが座っていたんですね。

 やはり、小学校の校長室のような感じが。。。(^_^;)


 事務室の机の上に置かれていた小包です。
 ドイツの本物は見たことが無いですが、何かそれっぽいです。
   
 この映画の主人公ともいえる楽譜が何処にあるのか探していた
んですが、上で紹介した酒保(バー)にありました。


 第九の演奏会が開かれた広場(演台)です。
 オーディションを開いて、実際に楽器が演奏出来て第九を謳え
るドイツの人を選考したそうです。
   
 見ての通り山口雑貨店ですが、これは収容所の外にあります。
 今は土産物屋になっているのかな?
 中には入ってませんが、土産は別なところで売られていました。


 出口です。というか、入り口も同じなんですけどね(^_^;)。
 中で立っている衛兵はボランティアだそうです。
   
 おまけですが、これで全景が分かるでしょうか?
 絵中の左上が入り口で、右下が製パン所になります。 




 映画が先かロケ村が先か、色々と楽しみ方はあると思いますが、映画の方は、徳島出身の
大杉漣さんが出演しているので、是非みたいと思っています。また、ロケ村におこしの際は、
ランティアで案内をしてくれている方がいますので、その方の説明をきながら観光される
とをお勧めします。撮影時の裏話とかも聞けて楽しいですよ。
 なお、この映画『バルトの楽園(がくえん)』は、2006年6月17日から公開されるそうです。






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