世界遺産巡り
(厳島神社・原爆ドーム・姫路城)


写真をクリックすると、別画面で大きく見ることが出来ます。


使用したカメラは Galaxy S4(スマホ) です。

 嫁さんが松山ケンイチのファンで、NHK大河ドラマの平清盛を見て以来ずぅ〜と「行きたい」「連れて行け」を言われ続けていた宮島の厳島神社までやっと行って来ました。(笑)
 どうせ広島まで行くのなら原爆ドームも見たいし、改装工事で綺麗になった姫路城も見ておこうと言うことになり、二泊三日で世界遺産巡りをしてきました。また、ちょうど天保山で藤城清治の影絵展をやっていたので”ついで”に見てきました。(^_^;)
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●一日目(11/26)
【自宅】5:30−(高速道路)−7:00【与島PA(休憩)】7:15−高速道路−9:30【大和ミュージアム】10:30−広島バイパス−11:30【宮島口】11:50−(松大フェリー)−12:10【宮島(厳島神社など散策)】16:30【錦水館(遊覧船)】
●二日目(11/27)
【錦水館】9:00−(送迎車)−9:20(松大フェリー)9:35【宮島口】9:40−(広島バイパス)−10:20【平和記念公園(原爆ドーム)】13:30−(高速道路)−14:15【小谷SA(休憩&給油)】14:45−(高速道路)−17:25【ホテル日航姫路】
●三日目(11/28)
ホテル日航姫路】8:15−(県道518号)−8:30【姫路城】11:10−(高速道路)−11:50【三木SA(昼食)】12:25−(高速道路)−13:25【天保山(藤城清治の影絵展)】15:15−(高速道路)−17:45【自宅】    総走行距離882km


【一日目(11/26)】

大和ミュージアム

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 大和ミュージアム入り口には、戦艦陸奥の主砲やスクリューの引揚品が展示されています。しかし、何故に陸奥?(笑)
 奥に見える巨大な潜水艦は、呉海上自衛隊にある「てつのくじら館」で、潜水艦や魚雷などの展示があるみたいです。今回は残念ながら時間の関係で行けませんでした。(^_^;)
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 零式艦上戦闘機六二型です。いわゆるゼロ戦ですね。たぶん実物大だと思いますが、近くで見ると迫力がありました。
 奥に見えるのは二人乗りの特殊潜航艇「海龍」です。呉海上自衛隊資料館には、人間魚雷「回天」も展示されているとかで、また広島に行く機会があれば是非見てみようと思います。


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 まず館内に入って目に飛び込んでくるのが戦艦大和の模型(1/10サイズ)です。この模型は全長約26.3mあるということなので実物は263m??凄い!の一言ですね。
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 館内には色んな展示物があって、大和の設計図もあったのですが、細かなパーツまで寸法が書かれていて、よくもまぁ作れたもんだと感心しきりです。


宮島口(宮島松大汽船)

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 宮島へ渡るにはフェリーに乗る(乗船時間約15分)のですが、JR西日本と松大汽船の二社が運行しています。どちらも15分間隔で運航しているので待たずに乗れるのは嬉しいですね。
 車も乗せられるのですが、宮島島内は道が狭く車は走れないので宮島口にある駐車場に駐めるのが賢明ですね。
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 フェリーから見た厳島神社の大鳥居ですが、スマホのズームならこんなもんでしょう。(笑)
 ちなみに、宮島口の駐車場は、一日1,000円で置き放題なのですが、翌朝まで駐めると2,000円必要になります。この日は木曜日ともあって、昼間でも駐車場はガラガラでした。


昼飯&デザート

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 宮島に渡るとちょうどお昼だったので、荷物は旅館に預けて腹ごしらえです。(笑)ここは旅館に併設されている「まめたぬき」というところで、宮島名物のアナゴ飯が美味しいとガイドブックにも書かれていたので寄ってみました。
 身はふっくらしていて出汁もシッカリとした味付けで、たいへん美味しゅうございました。
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 食後のデザートです。(笑)やっぱり、広島と言えば牡蠣ですよね。宮島島内で唯一「生牡蠣」が食べられるということで、旅館の斜め向かいにある「牡蠣屋」で生を頂きました。(何皿食べたか分からん。笑)運転することもないので、ビールも飲んで至福のひとときでした。(*^_^*)もちろん焼き牡蠣も食べたし、ほんと身も大きくて美味しかったです。


厳島神社(大鳥居)

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 昼飯を食べてお腹も大きくなり、土産物屋通りを散策しながら歩いて行くと、海側にこの大鳥居が現れます。まぁ、定番の写真ですけどね。(笑)
 鳥居の扁額?には「伊都岐島神社」と書かれていました。昔は厳島じゃなくて、伊都岐島と書いて(呼んで)いたのかな?
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 厳島神社の入り口です。うぅ〜ん、、こういう看板は必要ないと思うんですが、どうでしょう??
 お日柄が良かったのか、ここで結婚式を挙げていました。笙の音色がおごそかで気分良かったです。これから結婚を考えている若いカップルさん。ここで挙式を揚げてみれば?(*^_^*)


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 神社中央付近から見た大鳥居です。
 ちょうど干潮時間だったので見栄えが悪い(笑)ですが、満潮時間なら回廊の基礎上部まで潮が満ちるので、まるで桃源郷のような世界になるのでしょうね。
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 これは神社中央付近から見た五重塔です。
 惜しむらくは、すでに紅葉の時期が終わってしまっていたので、この山の木々が紅葉していたら凄いでしょうね。
 うぅ〜ん、、また紅葉の時期に来よう。(笑)


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 これは「能舞台」ですね。ここだけは朱色に塗られてないのですが、他の観光客のガイドさんの話を盗み聞きすると、この建物は江戸時代に建築されたそうです。
 平成3年の台風19号で倒壊したらしいですが、古材を可能な限り使用して平成6年に再建されたとか。
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 能舞台に描かれている松の絵は「鏡板の松(かがみいたのまつ)」と呼ぶらしく、厳島神社に限らず、どこの能舞台にもこのような松の絵が描かれているそうです。
 海上建築のため、風雨で色あせていますが、それがまた歴史を感じて良いですよね。


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 「反橋」という名の橋ですが、平安末期に勅使がこの橋を渡って厳島神社に入ったことから、勅使橋(ちょくしばし)とも呼ばれているそうです。かなりの急角度なので、実際に渡ったかどうかは疑問が残るところ。。。(笑)
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 神社内の回廊を出ると、そこから海底?を歩いて大鳥居の下まで行くことができます。というか、入り口にはチケット売り場があるのに、出口には何も無い(誰もいない)ので、逆から入ることも可能?(笑)


五重塔&千畳閣

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 厳島神社から見えた五重塔です。国の重要文化財らしいですが、当然のことながら中には入れません。(笑)
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 五重塔の横にある千畳閣です。千畳閣とは通称で豊国神社という国の重要文化財らしいですね。
 この神社は豊臣秀吉が千部経の転読供養をするために建造を命じたらしいのですが、秀吉が死んでしまったため未完成のまま現在に至っているようです。
 その後、秀吉と加藤清正を祀って豊国神社となったらしいですが、ただ広いだけの神社でどの辺が未完成なのかよく分からんかったです。(笑)


錦水館

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 初日のお宿は「錦水館(きんすいかん)」です。フェリー乗り場への送迎はもちろん、チェックイン前やチェックアウト後も荷物を預かってくれるし、従業員の皆さんもニコニコと対応してくれます。地下には大宴会場があるので、厳島神社で挙式を揚げて披露宴は錦水館でするというのがステータスみたいですね。
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 部屋の入り口です。(笑)部屋番号の下に書かれている「オトナの休日」というのは宿泊プランの一つで、部屋の窓際にはカウンターテーブルがあり、ソファーとマッサージ機が置かれているので、ビールを飲みながら部屋からライトアップされた大鳥居のを見ることができます。写真を撮るの忘れてました(汗)


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 アメニティーは豊富で、冷蔵庫の中のビール(プレミアムモルツ)やサイダー、お茶、ミネラルウォーター、そしてデザートなど、全てサービスなのが嬉しいですね。写真のミルでコーヒー豆を轢いて飲むと美味しかったです。
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 ルームキーです。(笑)夫婦(カップル)用に大小二つのキーを用意してくれるのは嬉しいですね。キーが1個だと大浴場へ行くのも時間を気にするところですが、こういうさりげないサービスはありがたいです。


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 夕食は部屋まで運んできてくれるので、周りや時間を気にすることなくゆっくり食べることができます。
 この写真以外にも、椀物やお刺身、右の写真のアワビのステーキや広島牛のステーキ、ご飯にデザートと、胃袋も大変満足させていただきました。
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 アワビのステーキです。嫁さんと半分こしたので量は少なく見えますが、味・食感ともに満足でした。あっ!広島牛のステーキの写真を撮るのを忘れてました。(泣)
 しかし、過去ログを見てもらったら分かると思うけど、九州も有馬も宮島も天ぷらは出なかったなぁ。。


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 ということで朝ご飯です。(笑)和食と洋食が選べますが、このセットに加えてバイキング形式のおかず(少ないですが)がありました。コーヒーやジュースも飲み放題だし、至れり尽くせりの宿でしたね。
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 部屋の窓から見えた対岸(広島市内)です。翌朝の写真ですが、山の上には雪が積もっていて、暑がりの僕でもさすがに寒かったです。(笑)でも、雲一つ無い晴れ日和で、清々しい朝って感じでした。


宮島参拝遊覧船

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 夕食後に乗った遊覧船「小笠丸」です。出航は17:55〜21:15の間に40分間隔で6便出ていて、満潮時間だと鳥居の下をくぐることができます。
 できれば夕食前に乗りたかったのですが、その時間は鳥居をくぐる水位が足りないと旅館の人にアドバイスをしていただき、20:35発の便に乗りました。チケットは旅館で買えます。
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 遊覧船から見た大鳥居です。スマホ撮りなのでかなりボケてますが、実物はライトアップされてとても綺麗でした。遊覧船の天井は透明のガラス?張りになっていて鳥居の下をくぐった瞬間も撮影したのですが、ボケまくりでした。(泣)
 ちなみに、鳥居近くに船を止めてくれるので、室外に出て記念撮影をすることができます。



【二日目(11/27)】

広島平和記念公園(原爆ドーム)

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 宮島を後にし、やってきたのが広島の原爆ドームです。この建物はチェコの建築家が設計し、広島県物産陳列館として物産展や販売をしていたらしいですね。
 中学校の修学旅行以来ですが、平成8年に上で紹介した厳島神社と併せて世界遺産に登録されたということもあり、とても綺麗に管理されていました。
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 反対側から見た原爆ドームです。爆心地から約160mしか離れていなかったというのに、よくここまで残ったもんだと思いますよね。惜しむらくは、この日は中国・韓国からの観光客が多く、この前でピースをしながら記念撮影をしている人達を見かけたことです。人種偏見をするつもりはありませんが、国際人としてのマナーも必要かと。


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 平和記念公園にある原爆死没者慰霊碑です。奥に見える平和の灯と原爆ドームが一直線になって見えます。
 中央の石室には、国内外を問わず原子爆弾によって亡くなられた方々の原爆死没者名簿(H27/8現在で297.684名と氏名不詳多数)109冊が収められているそうです。
 合掌。
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 反対側から見た平和の灯で、奥に見える建物が平和記念資料館です。この火は反核と恒久平和が実現されるまで燃やし続けるということですが、さて、いつになったら消すことができるのでしょうね。
 横に広くちょっと変わった形をしていますが、手首を合わせ手のひらを大空に広げた形を表現しているそうです。


平和記念資料館

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 館内には色んな展示物があり、写真もOKだったのですが、とても写真を撮る気にはなれませんでした。
 唯一撮ったのがこの模型です。赤い球体が原子爆弾で、およそこの位置、この高さで爆発したそうです。真下にあるのが原爆ドームです。
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 館内をただ見て歩くだけではもったいないので、この音声ガイド(イヤホン式300円)を借りて見て回りました。
 展示物に番号か書かれており、その番号に合わせると吉永小百合さんが説明してくれます。
 ちなみに、男性の声はだれだったんだろ。。
(^_^;)


長田屋(広島焼き)

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 昼食はもちろん広島焼き!(笑)
 この長田屋を目的としていたわけでなく、車を停めた駐車場の近くにあったのでたまたま寄っただけなのですが、有名なお店だったのね(笑)。大変美味しゅうございました。
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 食べたのはスペシャル焼き(1,500円)+キムチ入り。メニューのほとんどが1,000円を超えていましたが美味しかったです。
 惜しむらくは、このあと姫路までの運転があったのでビールが飲めなかったことかな。(笑)


ホテル日航姫路

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 二日目のお宿はホテル日航姫路です。
 ビジネスホテルにしては高級なイメージがありますが、このベッドがひっついたハリウッドスタイルのツインだと、二人で1万8千円でお釣りがありました。写真の布団がくしゃくしゃなのは朝起きて撮ったからです。(笑)
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 夕食は、ホテル2Fにある鉄板焼きの「銀杏」です。
 あまり鉄板焼きは好みではなかったのですが、目の前で焼いてくれて食材の説明や世間話をしながら食べるのもなかなかオツなもんですな。(笑)スタッフ全員教育が行き届いており居心地が良かったです。


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 メニューも色々とありましたが、銀杏(23,000円)のコースをチョイスしました。このコースのみ予約制だったので、事前に電話して予約しておきました。
 魚介類はロブスターまたはアワビを選択するようになっていたので、二人で別の物を注文して半分こ。(笑)
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 ステーキは黒毛和牛のフィレまたはロースの選択だったので、これも別々に注文して半分こ。(笑)この他にも前菜から始まってスープ、サラダ、焼き野菜、ガーリックライス、デザートにコーヒーと、たいへん満足しました。しかし、焼酎の森伊蔵が1杯3千円超とは高かった。(笑)



【三日目(11/28)】

姫路城

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 平成5年に奈良の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に登録されたのは有名ですが、平成20年に始まった改修工事も今年の3月に終え、真っ白なお城がお目見えしました。この白い姿も数年でくすんでくるんだと思うと、今のウチに見た方がいいかもですね。
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 色んな角度から写真を撮ったのですが、この西の丸付近からの眺めが一番綺麗かな?どこかで見た姿だと思ったら、暴れん坊将軍を始めとする時代劇に出てくる江戸城は全て姫路城なんですよね。(笑) 雲一つ無い晴天だったのでスマホでも綺麗に撮れました。


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 天守閣から見た西の丸です。なんか万里の長城みたいな感じですね(って行ったこと無いけど。笑)。瓦の漆喰も修復しだちだったので、目の前で見ると眩しいぐらいに光っていました。
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 城内には石落としへと登る階段がいくつもありました。写真は撮ってませんが、棚のところに蓋があり、そこから襲ってくる敵兵に石を落としたり熱湯を浴びせたりしたそうです。


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 何故か天守閣に神社があります。刑部(おさかべ)神社と言うらしいですが、その昔、宮本武蔵が姫路で足軽奉公をしていたとき、姫路城に出ると言われた妖怪を退治し、「おさかべの姫」から名刀を授かったという謂われがあるらしいですが、刑部(おさかべ)神社との関係はさて如何に?(笑)
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 あまり紹介するほどのものでは無いと思いますが(笑)、こういう鉄製の扉が何ヶ所かありました。パンフレットには詳しく書かれてたと思いますが、捨てたので分かりません。(笑)たぶん階段をグルグルを周りながら天守閣まで来ましたが、この扉を通ると近道になるんじゃないかな?当時の抜け道とか?(汗)


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 黒田官兵衛ゆかりの石積みです。石垣の積み方は大きく分けると「野面(のづら)積み」「打ち込みはぎ」「切り込みはぎ」の3種類があり、これは野面積みと呼ばれ、加工していない自然の石を積んでいくため、大きさも形も不揃いなのが特徴です。
 大阪城のように形の整った石積みとは違い、こういう歴史を物語るものが残ってるのは良いですね。
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 敷地内に播州皿屋敷で知られるお菊さんの井戸があります。室町中期に姫路城を乗っ取ろうとした青山鉄山に、城主の忠臣である衣笠元信が愛人のお菊を鉄山の屋敷に奉公させ、企みの情報を探らせて阻止することができました。しかし、鉄山の同士町坪弾四郎に気づかれ、お菊が預かっている家宝のお皿を隠し、その罪を着せてこの井戸に投げ込んだということですね。


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 黒田官兵衛が住んでいた頃の姫路城です。なんか武家屋敷みたいですね。こういう模型や展示物は、西の丸の回廊内にいくつもあります。
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 左側が現在の姫路城(五層)で、右側は秀吉が立てた姫路城(三層)らしいです。しかし、現在の姫路城と言っても屋根が黒いんですが?


藤城清治の影絵展(天保山)

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 最初は神戸でやってるエジプト展へ行くつもりだったのですが、嫁さんの一言で急遽こっちになりました。(笑)
 あぁ、お昼ご飯は山陽自動車道の三木SAで「但馬牛のカルビ丼+ミニうどん」をいただきました。美味しかったですよ。
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 館内の展示物は撮影禁止だったので紹介できないのは残念ですが、数百点もの作品が展示されており、そのどれもが繊細かつメルヘンで、行って良かったなぁと思える展覧会でした。
 うぅ〜ん、、やっぱエジプト展も行きたかったなぁ。



お・ま・け

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 ここは、初日の休憩に立ち寄った瀬戸自動車道の与島PAです。阪神方面へ行くときは淡路ハイウェイオアシスに立ち寄るのが定番になっていますが、中国方面へ行くときはここが定番になりそうですね。
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 三日間の総走行距離は881.8kmでした。オデッセイ初の長距離遠征でしたが、ホンダセイシングは快適でしたね。燃費もアップダウンの多い山陽道を走った割には伸びてくれました。  やっちゃえホンダ!!(笑)


 最後まで見て頂いてありがとうございました。
 移動の多い長距離旅行となりましたが、目的地ではゆっくりと散策することができたし、天気も良くて渋滞することもなく、なによりも、嫁さんが喜んで(満足して)くれたことが良かったです。
 来年は富士山とか東京駅が見たいと申しておりますが、どうしましょう。(笑)


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